罹災時に納得できる金額の支払いを受けるために、
1.支払い基準(時価/新価)の選択 2.保険金額の設定
は大変重要です。金額設定の前には必ず、保険対象となる財物の保険価額※1、を確認してください。
※1:保険価額
◎時価額基準における保険価額
>同等の物を新たに取得するための必要額(再調達価額※)から使用による消耗分を控除した金額
◎再調達価額基準における保険価額
>同等の物を新たに取得するための必要額(再調達価額※)
※再調達価額は物価変動の影響を受け、原則的に取得額と同額にはなりません。
※2:比例てん補
◎時価額基準、再調達価額基準いずれの契約の場合も、保険金額が保険価額より低い場合は、保険価額に対する保険金額の割合に応じて、保険金の支払いが削減されます。
<一部保険と超過保険>
一部保険(支払い保険金が削減されるケース)
>保険金額が、保険をつけた建物の価額(保険価額※1)より低い場合です。
火災などで損害が発生しても、支払われる保険金が削減され(比例てん補※2)、十分な補償が受けられません。
超過保険(保険料を過大に支払っているケース)
>保険金額が保険をつけた建物の価額(保険価額※1)を上回っている場合です。
超過部分は無効ですから、保険料の無駄払いとなります。