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地震保険の今

地震保険は、この国で暮らす我々が避けることのできない「地震リスク」から生活を守るための保険です。ビッグデータや再保険の仕組みを活用することで、今日も進化を続けています。

 

１）住宅物件の地震保険

　…火災保険とセットで加入する保険です。日本政府が再保険を引き受けます。（参照：地震保険制度の概要）政府の再保険は最大で「火災保険の50％まで」となりますが、あまり知られていない情報として、残り50％を民間保険会社が引き受けることで火災保険と同額（100％）まで補償することが可能です。

 

２）店舗の地震保険

　…火災保険とセットで加入する保険です。住宅物件の地震保険と違って「実際の損害額」を補償します。物損害（建物・什器備品・商品等）に加えて、休業損害（営業利益、固定費等）を補償できます。補償額は実際の損害の30％～100％の範囲で設定するのが一般的です。（地域に応じて設定できる最大値は異なります）

 

３）工場の地震保険

 　…火災保険とセットで加入する保険です。住宅物件の地震保険と違って「実際の損害額」を補償します。物損害（建物・什器備品・商品等）に加えて、営業継続費用（操業再開までの従業員の給与、臨時操業のための出費等）、利益損害（操業再開までの営業利益等）を補償できます。補償額は実際の損害の30％～100％の範囲で設定するのが一般的です。（地域に応じて設定できる最大値は異なります）

 

 

 

 

 

 

  

サイバー攻撃の保険

サイバー攻撃による被害は年々拡大しており、日本経済新聞社が2017年10月～11月に実施した「企業法務・弁護士調査」において、過去5年でサイバー攻撃を受けたことがあるかを企業の法務担当者に尋ねたところ、「ある」とした企業が全体の66%にのぼりました。また、専門家は「攻撃の手口が年々巧妙になっている」と警告しています。

 

１）賠償責任保険

　…第三者に生じた損害をカバー（情報漏えい、ウイルス２次感染など）

 

２）対応費用保険

　…対応に要した特別損失（公告費・原因調査費・再発防止費・データ復元費・超過勤務手当など）をカバー

 

３）利益保険（ネットワーク中断による損失）

 　…ネットワーク中断によって生じた営業損失をカバー

 

 

 

 

 

 

O-157対策の保険

加熱に弱いとされるO-157ですが、すでに食品中に蓄積された毒素は100°Ｃ30分の加熱でも分解されず、100人を超える規模の食中毒をたびたび発生させています。

 

１）賠償責任保険

　…第三者に生じた損害をカバー

 

２）利益保険

　…営業が休止されたために生じた営業損失をカバー

 

３）対応費用保険

 　…対応に要した特別損失（回収費・廃棄費・公告費・人件費など）をカバー

 

 

 

 

 

ドローンの保険

 悪天候、バッテリートラブル、通信障害などによる墜落リスク。

  

１）機体保険

　…事故により航空機に生じた損害をカバー

 

２）賠償責任保険

　…事故により第三者に生じた対人/対物損害をカバー